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四種混合ワクチン

病気の特徴

四種混合ワクチンは、百日咳の不活化ワクチンとジフテリア、破傷風のトキソイド(細菌が産生する毒素を取り出して、その毒素をなくしたもの)に、さらに不活化ポリオワクチンが追加された混合ワクチンです。

  • 百日咳
    百日咳菌の飛沫感染((注釈)1)によっておこり、初期は風邪症状で次第に咳こむようになります。息を吸い込むとき、笛を吹くような音が出るのが特徴です。乳幼児は呼吸しにくく、重い合併症を起こす場合があります。
  • ジフテリア
    ジフテリア菌の飛沫感染で起こり、主に咽頭や鼻に感染します。症状は高熱、のどの痛み、犬吠様の咳、嘔吐などで、偽膜を形成し、窒息することがあります。
  • 破傷風
    破傷風菌は、土の中にひそんでおり、人の傷口から感染します。口が開かなくなったり、けいれんを起こす事があります。
  • ポリオ
    不活化ポリオの項目を参照してください。

(注釈)1 飛沫(ひまつ)感染(かんせん)
ウイルスや細菌がせきやくしゃみなどで細かい唾液や気道分泌物につつまれて空気中へ飛びだし、約1メートルの範囲で人に感染させることです。

接種時期及び回数

  • 1期
    3ヶ月から90ヶ月未満 標準的な接種として1期の初回3~8週間隔で3回、その後1年から1年半で1期の追加1回の接種をします。
  • 2期
    小学校6年生 1回

回数が多いので、接種もれに注意しましょう。確実な免疫をつくるには、決められたとおりに受けることは大切ですが、万一間隔があいてしまった場合でも、はじめからやり直すことはせず、規定の回数をこえないようにします。

第1期と第2期の接種間隔を説明した画像

副反応

現在のワクチンは、昭和56年に百日咳が改良されて新しい製剤ワクチンにかわって以来、副反応の少ない安全なワクチンになっています。注射部位が赤くなって腫れることが20%~50%にあり、回数を増すごとにその頻度は高くなります。ほとんどは、腫れも小さく一時的です。冷湿布をして様子を見てください。時に腕全体が腫れたり、まれに接種後24時間以内に熱の出ることがあります。腫れのひどいとき、熱の高いときなどは、医師に相談してください。

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