4年生は、長野県の「伝統工芸」についての学習の発展として飯山手すき和紙体験工房に行き、手すき和紙を体験ました。
飯山の「内山紙」の製作に携わる職人さんは、今では3人になってしまったそうです。「内山紙」は、丈夫で破れにくく、光も通す品質のよい和紙で、手作業で作られます。和紙になるまでに、「こうぞ」の伐採、皮はぎ、節とり、雪さらし、煮熟、あく抜き、節拾い、打解、紙漉き、紙はり、そして完成と、気の遠くなるような工程を経て作られることを知りました。
子どもたちが行ったのは、水に浮いたこうぞの繊維を、木の箱のような道具にくぐらせて紙にし、そこにもみじや色紙を入れて上から繊維をかけて閉じ込めることでした。掃除機で水気を下から吸い取ると、一気に紙のようになるところが見ていて面白かったです。乾燥の合間に美術館と伝統産業会館を見学し、身長より大きな絵や飯山仏壇、松本家具や和紙の展示を見て、大変勉強になりました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |