先ほど、5年生は2日間のキャンプを終え、帰校しました。雨が心配された2日間でしたが、飯綱山登山、キャンプファイヤー、飯盒炊爨、カヌー体験等を予定通り実施することができました。いつ雨が降ってもおかしくない天気でしたが、子どもたちの願いが天に届いたものと思います。登山は、暑くもなく寒くなく気温的にはちょうどよかったのですが、湿気がかなりあり、様々な虫たちが子どもたちや大人たちに群がってきました。大量の虫たちは、頭上だけでなく、顔や首、腕等を覆うように集まり、時には、口や鼻、耳などに入ることもありました。タオル等を振って、虫たちを追い払いながらの登山となりました。山頂では雲がかかっており、景色はあまり見えませんでしたが、下山途中で、雲が消え、周りの景色が見える場面がありました。「わー、きれい」という大きなつぶやきも聞かれ、景色を眺めるという登山の楽しさも味わうことができました。
下山後、キャンプファイヤーを実施し、火を囲んでの感想発表やダンス、花火大会も楽しかったようです。お風呂も格別だったようで、「気持ちよかった」「疲れがふっとんだ」などと笑顔でつぶやいていた子どももいました。2日目の飯盒炊爨は、子どもたちの協力、連携がたくさん見られました。分担した仕事は、友だち同士で声を掛け合い、自分たちだけで動こうとしていました。みんなで作ったカレーライスはとってもおいしかったようで、何杯もおかりする子もいました。
このキャンプで、子どもたちが大いに楽しみにしていたのがカヌー体験です。乗り方等をしっかりインストラクターの先生から教えていただいた後、すぐに湖へ。初めは、自分の思ったようにカヌーは動かず、苦戦していた子どもたちも、慣れるに従って、スイスイとカヌーが進むようになってきました。水上を風を切って走るのはうんと楽しかったようで、どの子も満面の笑みが見られました。
2日間のキャンプでは、子どもたちは「自分で考えて行動すること」や「友だちと協力すること」を実践してくれました。また、2日間を通して、子どもたちの温かな声がけ、温かな心遣い等もたくさん見られました。思い出に残る素敵な2日間になったものと思います。