８月２０日に高坂林檎収穫体験を開催しました。

高坂林檎は和林檎の一品種で、飯綱町の高坂地区の名前がついた、全国的にも希少な古品種果樹です。
かつては他地域の和林檎と同様に絶滅寸前になりながらも、ある篤農家の情熱でその危機を乗り越えました。
現在でも栽培が続けられている、飯綱町が誇るりんごです。
高坂林檎を後世に残す飯綱町役場の取り組みに、りんご学校も参加しています。

今回の作業体験はりんご学校のオプションイベントとして、参加希望者を募り開催しました。
予想を上回る16名の方にご参加いただきました。

収穫の前に、飯綱町歴史ふれあい館の小山学芸員と、圃場を管理している米澤さんによる講義をしていただき、高坂林檎の知識を深めました。

当日はあいにくの雨で収穫体験は時間を縮小しての実施となりましたが、雨の合間を見ながらなんとか作業を行うことができました。
参加者の皆さんは鈴なりになった林檎にびっくりしつつも、採れたての林檎を試食しながら作業を楽しんでいました。

収穫した高坂林檎は、主に加工品として消費されます。
飯綱町では、大変珍しい高坂林檎のシードルを飲むことができます。
お越しの際は、ぜひお試しください。
2022/8/23