飯綱町は「りんごの町」です。
どこを見渡しても、りんごの木・りんごの畑。
冬に来た時は真っ白でしたし、夏に来たときはまだ葉っぱだけだったので、「りんごの町」という実感があまりありませんでしたが、10月はりんごの季節がちょうど始まる時期で、かわいい真っ赤なりんごが、そこにも、あそこにも、たわわに実っていました。
なんと、全国で生産されるりんごの100個に1個は飯綱産だそうですよ。
この小さな町で作られるりんごが、全国の1%を占めると考えると、なかなかすごい。
※参考:飯綱観光協会「飯綱町ってどんなところ?」
http://1127.info/about/
▲様々な色合いのりんごたちが、重たそうに実っていました
2月の1泊2日の滞在の際に、りんご農家をされているママさんと知り合ったのですが、
マルヤマフルーツ農園
http://maruyama.ocnk.net/
パワフルに農家業と副業を両立させ、町づくりにも積極的に参加されている天野さん
https://iizuna.jp/workdocs/249.html
今回の滞在では、偶然にも天野さんのお家の息子さんと、長女が小学校の同じクラスとなり、天野さんのご好意で、りんごの葉摘みをパートとしてお手伝いさせてもらう機会をいただきました。
▲天野さんと飯綱町の今後や仕事のこと、子どものことについてなど、おしゃべりしながら葉を摘んで行きます
葉摘みとは?
真っ赤なりんごのイメージどおり、りんごは果実に十分な太陽の光を当ててあげるほど、きれいに色づき、美味しくなるそうです。
写真のように、りんごの葉っぱが元気に茂っているので、余分な葉っぱを取って、太陽光の通り道を作ってあげるというのが「葉摘み」の作業です。
ひたすら葉っぱを取る、取る、、、
まるで写経のような、ストイックな作業でした。しかし楽しい!無になる作業、新鮮で楽しい!
農家の方がこうやって、一つ一つのりんごに愛情を込めて育てているということを実感できる作業で、貴重な体験でした。
「赤ちゃんのお世話みたいですねえ」
と話すと、
「はい、みんな自分の子どもみたいな気持ちで育てていますよ」
とのこと。
今回は「パート」という形でお仕事としてやらせていただきましたが、これは果物狩りと同じく、都市部の人は逆にお金を払ってもやりたい人がいる体験ではないだろうかと感じました。
地元の仕事をさせてもらいながら、コミュニティにも参加し、現地での暮らしを楽しむための、とても豊かで深い体験。
「お仕事をさせてもらう」というのはちょっと新鮮な語感のようにも思いますが、「現地の仕事をする」って今後は旅行をはじめとした様々な地域との関わり方の中の、一つの方法になっていくのではないかなーと思います。
現地の人にとっては当たり前の作業でも、とても新鮮で面白いんですもの。
仕事のご褒美として、おやつにいただいたりんご、めっちゃ美味しかった!