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ホーム読むDual life菊井深雪さんの記事もう一つの里帰り先 飯綱町のこんなところが大好き
もう一つの里帰り先 飯綱町のこんなところが大好き

蝉の声、縁側、蚊取り線香、風鈴の音、麦わら帽子、虫取り、川遊び、流しそうめん、お祭り、わたあめ、射的、打ち上げ花火、現地の子供達、雑魚寝、怖いトイレ、涙、約束、また来るからな〜!!
いちいち頭の中で「少年時代」が流れるような、絵に描いたような夏休み、子供に過ごさせたいなと思ったことありますよね。

この夏、私の愛すべきもやしっ子たちは、そんな夏休みを思いがけず堪能することができました。

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8月5日〜11日までの1週間、長野県飯綱町のコミュニティショートステイ 実証プロジェクトに参加しました。

プログラムについてはこちらの記事をどうぞ。詳細は他の記事に書かれておりますので、この文章では、私の個人的な「飯綱のこんなところが大好き!」をご紹介したいと思います。

 

誰が何をしたか

参加したのは:私、長男(10歳)、次男(5歳)
滞在したのは:飯綱町移住体験住宅(Tristの仲間5家族でシェア)
移動手段となったのは:自分の車

体験住宅は、絵に描いたような田舎の本家。大きな座敷に布団を敷き詰めて、5家族で雑魚寝しました。
私自身は集団生活が大の苦手で、しんどかったのですが、子供達は毎日とても楽しそうでした。用意されたアクティビティも楽しんでいたけれど、お家でみんなとゲームをしたり大暴れしたりするのが本当に楽しかったようです。

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飯綱のここが大好き

1. 現地の女性 

今回のステイでは、滞在中に子供達のために企画していただいた体験プログラムの講師を勤めてくださった先生たちや、ワークセンターの管理をされている方、ワークセンターでお仕事をされている方、地域で起業をされている方など、色々な女性と交流する機会がありました。

飯綱の女性、とひとまとめにするつもりはないのですが、こんなところが素敵だな〜、と思ったところを3つ。

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今はもも!早生種のりんごもどうぞ!と飯綱の季節に敏感で、色々教えてくれる。

地元の楽しみ方を一番知っている頼もしい先生で、季節を詠む詩人のようなみなさまでした。
 

お仕事に一生懸命。自分にできることを一生懸命探している。

女性にとって働くことには困難が多いことはどの地域にも共通です。お互いに、こんな気持ちになったらこんな風に、という乗り切り方をシェアしあえる同志です。
 

漬物に敏感w

これはお国柄だと思うんですが、なんでもない(ように私には見えた)漬物でも「これは何だろう、どうやってつけているのだろう」って話し合ったり、自分がつけたお漬物を持ってくるだけでも「すげぇ、、」って思うのに、漬かり具合を気にしたりする、お漬物スタンダードの高さに脱帽しました。

 

2. 空いてるプール

自分の地元もど田舎なので、里帰りの気分にさせてくれます。田舎の最大の贅沢のひとつといえば、公共サービスを貸切みたいな状況で楽しめることですよね!
とっても素敵なプールが芋洗状態じゃない!暑いのに!そして、地域の人たちは子供達にとても優しく接してくれます。

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3.ワークセンターの託児スペースと保育士さんたち

 ワークセンターを使っている間は、1日100円で幼児を預かってくれます。水遊びをさせてくれたり、工作をしたり、息子も数日で先生が大好きになり、満足度もすばらしかった。先生たち、本当にありがとうございました!

 

4. 町役場のみなさん

今回の滞在を全てサポートしてくれて、お世話になってる側からみても大変だろうな!と思うぐらい、頭が下がるばかりでした。

予想を超える猛暑が続き、熱中症予防に役場の扇風機をかき集めてくれたり、地域の皆様との交流の場を準備してくれたり、黒子に徹してプロジェクトを支えてくださったみなさまには感謝しかありません。ほんとにありがとうございました!

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5. 町の人たち(子供にやさしい)

地域の女性と被りますが、女性以外にも、子供達が一瞬でなつくマジシャンのような男性たち、町のそこここで子供達に優しく声をかけてくださったシニアの皆様、最後のiママフェスタでは、わずか5日の滞在にもかかわらず、知り合った方にたくさん挨拶ができたほど、私たちを暖かく迎えてくださりました。また会いにきます!!
 

6. 懐かしい夏まつり

 こちらも地元を思い出させてくれる、ちいさくて賑わっている、地域による地域のためのお祭りに参加して、なんだか子供の頃にタイムスリップしたような気持ちに。子供達はみんな千円札を一枚握りしめて、なにを買おうかな、と短い通りを行ったり来たり。今回の滞在ではあまり交流する機会のなかった町の子供達もたくさん現れて、とても楽しそうでした。

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7. もちろん美味しい食べ物

<おそば>流石に、おそばはどこで食べてもおいしいというほどでした!

<桃>シーズンまっさかり。ものすごく安く買えて、地域の方々のように硬いうちから楽しんだり、ちょっと待って、最高に甘くみずみずしいところを楽しんだり、大変贅沢にいただきました!

<りんご>今回は、シーズンには早かったですが、最初に取れたりんごをいただきました。皮付きで切って出してくれるのが地元のスタイルです。飯綱町と繋がりができるまで、実はりんごが苦手だったのですが、旬のりんごの美味しさを知って、季節の長野産ばかりを買うようになった私。りんごの季節が終わってしまった〜、って思ったのは今年が初めてでした。

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お仕事をしながら、子供達を楽しませながら、で、ゆっくりする時間は全くなかったのですが、それでも飯綱の時間はゆっくりと流れていて、ひととき、地元に帰ったような気分を味わうことができました。

私のほんとのふるさとは北海道で、そうそう簡単には帰れないのですが、飯綱に帰れば、少し自分を取り戻す時間をもてるような気がします。子供達も大好きになったようで、まさに私の第二のふるさとです。

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体験したのはこの方たち!

菊井深雪さん
イベント運営会社(株)HackCampの会社員 兼 フリーランス翻訳者。
家族は、夫、息子たち(10歳、5歳)、猫のまめ(6歳)。
リモートワーカーとして勤務中。
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