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ホーム読む移住者インタビュー町田陽介さん 「成長する町に魅力を感じます」
町田陽介さん 「成長する町に魅力を感じます」

町田陽介さん(45)はこの4月に飯綱町に移住し、社会人経験者試験を経て飯綱町役場に入職しました。配属は企画課で、情報システムや入札関連の業務を担当しています。

「飯綱町は過ごしやすいところです。悪い人がいないというか、みんなやさしいので人付き合いのストレスを感じません」と話す町田さんは、さわやかなグレーのポロシャツ姿。よく見ると、町のPRキャラクターみつどんのポロシャツです。「これまでの仕事ではオフィスカジュアルだったので、どんな服装がいいかと思っていたところ、これを見つけて愛用しています」。

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父が飯綱町、母が長野市の出身ですが、町田さん自身は愛知県日進市で生まれ育ちました。しかし年齢の節目に、ふとこれからの人生を考え、「自然の多いところで暮らしたい」と思うようになっていたと言います。「子どもの頃から、夏休みや正月には祖父母の家がある牟礼に遊びに来ていました。移住するなら縁もゆかりもない土地よりも、飯綱町かなと思っていました」と町田さん。長野市に隣接していて交通の便がいいところも魅力だったそう。実際に移住を決意したのは、「だめでもともと」と募集していた役場の採用試験に受かったことがきっかけでした。

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ひとり身の気楽さもあって転職を決めましたが、「まったく違う環境でやっていけるかな……と漠然とした不安があった」と町田さん。いざ働き始めてみると、一般企業と行政の働く環境の違いに当初は押しつぶされるような気持ちになってしまったそうです。「これまで勤めていた大手小売業の会社より、役場での業務は専任性が高いので責任重大。慣れない業務がメンタル的にきつかった」と吐露してくれました。しかし悩みを上長に相談したところ、親身になって励ましてくれ「ほっとできて乗り越えられた」のだとか。

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ご両親と住む家の裏には手入れされた庭と畑があり、たまに料理もするそう

 

物静かでじっくりと考えながら話す町田さんの趣味は、城めぐり。城、城跡、神社仏閣を訪ね、のんびりと過ごす時間に癒されるのだそうです。飯綱町を拠点に、観光名所である善光寺や松本城はもちろん、小諸市の懐古園、上越市の春日山城址まで足を延ばしてきたそう。「近いところでは、飯綱病院の裏の矢筒山にも登りました」。ほかにも、上田城址、諏訪大社、戸隠神社などなど、長野県内には行ってみたい名所旧跡がたくさんあると目を輝かせて話してくれました。

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「町内にも、見どころがたくさんありますね。春の『花まつり』のときに、地蔵久保のオオヤマザクラやスキー場の水芭蕉園を案内してもらったのですが、とてもきれいでした」。せっかく飯綱町に移住したのだからと、今後はキャンプや川釣りにも挑戦してみたいそうです。「仕事が忙しいと実家暮らしのありがたみはありますが、一人暮らしが長かったので、単身者に手ごろな物件を探したいなと思っています」。

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家のすぐ近くを鳥居川が流れる

 

「実は、子どものころ遊びに来たときと、移住して見る町の印象が違う」と話す町田さん。鳥居川の風景は、ちょっと汚い印象だったのだとか。「とてもきれいになっていて、町自体が成長しているように感じます。こういう町っていいですよね」。

最近は地方移住が人気ですが、移住は人生を大きく変える出来事でもあります。決意するのには、人それぞれの理由がありますが、小さな心の変化やご縁をきっかけに一歩を踏み出したというケースがほとんど。移住のタイミングをつかむには、自分と見つめ合う時間が大切なのかもしれません。

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