読む

ホーム読む移住者インタビュー星野研二さん・洋子さん「カフェにぴったりの家に出合いました」
星野研二さん・洋子さん「カフェにぴったりの家に出合いました」

01.JPG

取材スタッフを元気に出迎えてくれたのは、2020年4月に神奈川県から移住してきた星野研二さん・洋子さんご夫婦の愛犬ららちゃん(3歳)。アプリコット色のマルプー(マルチーズとトイプードルのミックス)です。

02.JPG
▲愛犬のららちゃん

星野さんご夫婦は、川上地区に土地と庭付の平屋建て一軒家を購入して移住しました。 「私たちが購入した家は、築50年弱の平屋なのですが、中古物件を購入した移住者を対象とした『飯綱町移住定住促進中古住宅等購入費補助金』と『飯綱町移住定住応援リフォーム補助金』を受けることができました。引っ越しには何かとお金がかかるので、ありがたかったですね」。

この家の一部をドッグカフェに改装するため、現在、着々と準備を進めています。

03.JPG

犬を連れてお出かけすると、なかなか一緒に入れるお店が少なく苦労したご自身の経験から、奥さまの洋子さんは、いつか愛犬と一緒にくつろげるカフェを開きたい、と思っていたそうです。

カフェでは、洋子さんが手づくりする季節のお菓子をメインに提供する予定で、飯綱町ならではのアップルパイ、夏には水ようかん、そして、おにぎりと野菜たっぷりのお味噌汁などの素朴な軽食も出したいと、あれこれ思案してワクワクしていると言います。

「私は新潟県妙高市の出身なので、笹寿しも作ろうと思っています。笹も近所にたっぷりありますし」。

04.JPG

この日、「よかったら」と出してくださったのは、スフレパンケーキ! 生地を型に流して焼いて高さを出しているそうで、見た目はボリューム感たっぷり。でも、いただいてみると、ふわふわとした生地がやさしい甘さで、ペロッと完食してしまいました。コーヒーもまろやかで、とっても美味しい! カフェのオープンが待ち遠しくなります。

05.JPG

ご主人の研二さんは、洋子さんから少し遅れて今年4月から住み始めました。

「仕事の都合で1年間、単身赴任状態になってしまったんですよ。週末に飯綱町に来ては、ウッドテラス、ドッグラン、木柵づくりなどに精を出しました。神奈川にいても夜は一人で暇なので、カフェや庭園をどんなふうにしようかと思いをめぐらせていました」

06.JPG

こう話す研二さんのお仕事は建築士。改装のための図面もきっちり引いて、綿密に準備を進めていることがわかります。

カフェスペースに改装するのは、居住スペースとして使っていない南側部分。すでにお客様用駐車場には砂利が敷かれ、庭園にはお客様用の外テーブルを置く場所を考慮して植物が配置されています。たくさんの庭木の中には、地区のご近所さんからいただいたものもあり、皆さん、カフェのオープンを楽しみにしてくださっているとか。

07.JPG
▲改装中のカフェ駐車場と庭園

住居スペースの庭には小型犬専用のドッグランが設置され、ドッグランの東側にはバラが鮮やかに咲いています。このバラは以前住んでいた神奈川の家のご近所さんからもらったという思い出のバラ。もともとあった植木もきれいに手入れがされていて、季節の花が咲くステキなお庭です。

08.JPG

この庭や周囲の山々の景色を見ながら、デッキでお茶をしたり食事をしたり、お二人で日々を楽しんでいるそうです。

09.JPG
▲庭の柵や芝生も研二さんが整備

星野さんご夫婦は、ともに新潟県出身。地元に近く、ほどよく雪が降り、四季が感じられ、子どもたちがいる関東方面にも交通の便のいいところであることを条件に、北信一帯を候補地に移住先を探していました。

「3年ほど前、霊仙寺湖のドッグランに行ったあと長野市方面に移動しようと、たまたまこの家の前の道路を通ったんです。坂を下りてきたときの景色が最高にきれいで、この家を紹介されたときは、ほぼ即決でした」

霊仙寺湖のある東高原から下って林を抜けたこのあたりは、町内でも有数のビュースポットとして知られ、高台から上信越高原国立公園の志賀高原一帯の山々といいづなの里を見渡すことができます。

10.JPG

「ここは夏は涼しくて気持ちがいいし、ご近所の皆さんにも良くしていただいて、とても住みやすいです」と洋子さん。そして研二さんは、「飯綱町は田舎過ぎず、長野市に出るのも近い。いい立地なので、若い人が増えて活気が出るといいな」と町への期待を話してくれました。

11.JPG

カフェの名前は、愛犬ららちゃんと先代の愛犬らんちゃんからとって、「ららん」に決めたそうです。ららん♪と軽やかに、飯綱町の暮らしに溶け込んでいるお二人のお店にぴったりですね。

カテゴリー

先頭に戻る