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三木あみさん「スキー場の近い田舎へ移住したい!自分たちらしい暮らしを飯綱町に見つけました」

三木あみさん(33)は、2023年6月に夫と東京から埼玉県春日部市を経て、飯綱町の飯綱東高原に移住してきました。夫妻の共通の趣味はスキー。今シーズンは暖冬で雪の状態が良くない日も多いのですが、町内にあるいいづなリゾートスキー場のシーズン券を購入して、時間さえあればナイターも滑りに行ってしまうほどのスキー大好きなお二人です。

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北海道旭川市出身で、スキーは子どもの頃から滑ってきたあみさんですが、大学進学を機に上京してからは、「スキーよりも推しのライブに夢中でほとんど滑っていなかった」と笑います。しかし、スキー好きのご主人と知り合い結婚して、趣味としてスキーを再開したのだそうです。シーズンには、東京から雪を求めて各地のスキー場へ、時には片道8時間かけてまでも日帰りで滑りに行っていたと言います。

そんなご夫妻が移住を検討し始めたのは「東京はもう遊びつくした」「スキー場に行きやすい場所に住みたい」と考えるようになったから。

 

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三木さん夫妻の「スキー場の近い田舎への移住」計画は、かなり用意周到でした。「いきなり田舎に行くのはハードルが高いと思って」、はじめの一歩として、東京から埼玉県春日部市のマンションに移り住みます。「東京暮らしでは持たなかった車を購入して、買い物は週に一度のまとめ買いを実践することにしました」。あみさんたちのような二段階移住は、田舎暮らしをシミュレーションすることによって都市と地方の暮らしのギャップを解消し、失敗や不安を極力減らすことができるので、最近はお試し移住をする人も増えているようです。備えあれば憂いなしですね。

焦らずいい物件が見つかったら移住しようと、埼玉に住んだ3年間は、インターネットを活用して田舎暮らしの情報収集をしていたそうです。「親しみのあった長野県軽井沢町や栃木県那須町の物件を調べたり、実際にドライブしながら現地に行ったりしていました」。岩手県では1か月間のお試し移住も体験。「岩手はすごくいいところだったのですが、手ごろな物件がなかったんです。次に長野県に絞って検索していたところ、いくつかいいなと思った物件の内の一つが飯綱町の家でした」。すぐに申し込んで内見しに行ったところ、一目で気に入ってしまったそうです。

 

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「家も環境も理想的でした。飯綱町は、市街地へのアクセスがいいのにほどよく田舎なのがいいですよね。物件は林に囲まれていて、コンクリートが目に入らない感じや、秋に葉が落ちないと近所の家が見えないほどゆったりした立地がよかったです」。家は大きな通りから1本奥に入った木々に囲まれた場所に佇み、1階にリビングと和室、2階に2部屋ある3LDKと、二人で住むのにぴったりの広さ。あみさんは内壁の木の雰囲気が特に気に入り、見に行ったその日に即決したそうです。まだ雪の残る春先のことでした。

お風呂は業者さんに頼んでリフォームしましたが、洗面台などは夫がDIYで取り替えてくれました。日当たりや屋根の負担を考えて、周囲の木の伐採もしたそうです。

 

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移住支援の補助金も活用しました。飯綱町には「移住定住促進中古住宅等購入費補助金」「飯綱町UIJターン就業・創業移住支援事業補助金」など、さまざまな移住支援があります。あみさんは理学療法士の資格があり、移住後は町内で福祉の仕事に就いたため、「飯綱町福祉施設従事者移住支援金」も申請できることになりました。残念だったのは「飯綱町移住定住応援リフォーム補助金」が取れなかったこと。

「移住支援がたくさんあってありがたいのですが、書類が複雑でわかりにくいところがあって、申請のタイミングを間違えてしまったんです」。

どういった補助金があって、ケースによってどれが当てはまるのか、申請が先なのか、工事が先なのかなどが、わかりやすくまとめられていたらよかったと振り返ります。また、書類申請などのために役場へ何度も足を運ぶ必要がある点も、スケジュールを捻出するのが大変だったそう。「平日に役場へ立ち寄らなければならないために、金曜日は仕事を休む必要があって、それが1回で終わらないので、まとめてできたらいいのにとは思いましたね」。書類のためにわざわざ来町しなくて済むように、ネット申請のシステムや住民票などはコンビニで取得できるサービスなどが整備されると、移住のハードルも下がるかもしれません。

長野県内では90%(人口割合)の市町村が参加しているマイナンバーカードによる証明書等のコンビニ交付ですが、残念ながら飯綱町は参加していないため利用できません。その代わり、「iなび いいづな」というアプリから、各種申請→証明書等の請求についてを開くと、住民票や印鑑証明などの証明書がオンライン請求でき、郵送で受け取ることができます。郵送料無料キャンペーンを実施することもあります。移住の際は、アプリをご活用ください。

「iなび いいづな」についてはコチラ

「移住定住促進中古住宅等購入費補助金」についてはコチラ

「飯綱町移住定住応援リフォーム補助金」についてはコチラ

「飯綱町福祉施設従事者移住支援金」についてはコチラ

「飯綱町UIJターン就業・創業移住支援事業補助金」についてはコチラ

 

 

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あみさんは現在、飯綱町社会福祉協議会の運営するデイサービスセンターで働いています。「移住者はなじみにくいのかなと不安がありましたが、和気あいあいと楽しい職場だったのでよかったです。接客業のように利用者さんをあたたかく迎えるデイサービスで、スタッフ同士も仲が良く、先輩スタッフが野菜を分けてくれたり、“除雪機は売り切れてしまうから早めに購入した方がいい“とか、暮らしのこともいろいろと教えてくれます。町内の道も教わって詳しくなりました」。

 

別荘エリアのため、住宅地ほど人(車)の往来はほとんどありませんが、リス、野ウサギ、タヌキ、イタチ、ハクビシンなどの野生動物はたびたび見かけるそうです。「先日は近所で小さなイノシシのような動物も見ましたよ。ベランダにはいつも小鳥が遊びに来ます」。そのため生ゴミや、動物に荒らされて困るようなものは外に出さないよう気を付けているそう。

移住してきて半年。霊仙寺湖の芝生広場まで、徒歩でゆっくりと1時間ほどかけて回ってくるのがお気に入りの散歩コースと話すあみさん。「飯縄山が目の前に大きくそびえて、見晴らしがよく気持ちのいいコースです」。今後は、家がもっと快適になるよう手をいれていきたいと考えています。「バーベキュー台を使いやすくしたいし、いつかは薪ストーブも検討したいので、どんなストーブがいいかチェックしているところなんです」。

しっかりと移住の準備をして、理想通りの生活を手に入れたお二人。これからの暮らしも、納得がいくまでとことん考えて歩んでいくはず。自分たちにちょうどいい暮らしを、飯綱町で見つけていってくださいね。

 

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