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今までの取り組み

どのような取組みをしているの!?

取り組み始めたきっかけ

飯綱町は、平成19年9月末現在、65歳以上の高齢者人口が3,572人で、高齢化率27.7%、認知症の疑いがある高齢者数約320人(高齢者に占める割合9.0%)となっています。今後、認知症高齢者と高齢化率はともに増加していくものと予測しています。これに伴い、自宅で介護をする家族も増えており、病院や施設などにおいても受入れに限界がある状態です。

近年では、30・40・50歳代の若年で認知症を発症するケースも少なくない事実や、脳血管障害(脳梗塞など)に起因する認知症は予防が可能であること、そして「認知症」は早期発見できることが分かっています。また、なじみの環境で生活することや適切な接し方により、重症化を遅らせたり、自宅での生活が可能であることも分かっています。

「認知症」は、今や他人ごとではなく身近に起こる可能性があり、認知症の人とその家族を地域で支えていくことが必要になっています。そこで、飯綱町では、「一人ひとりの思いや暮らしを大切にして、認知症の本人や家族の方が穏やかに、その人らしく、なじみの暮らしを続けられる町」を目指して、地域全体で支える体制づくりに取り組むことになりました。

飯綱町の取組み

以下に、平成19~20年度に行った「飯綱町認知症地域支援体制構築等推進事業」のフローチャートを掲載しましたので、ご覧ください。「認知症地域支援推進会議」では町内外の有識者により事業についての助言などを行っていただきました。

「コーディネーター」には事業全体の進行管理などを行っていただきました。実際に認知症の本人や家族に対するサービスの提供などの支援をしている方で、町内における認知症ケアのニーズや事業所などの状況を熟知している6人をコーディネーターとして配置しました。事業内容としては、サポーター養成・育成チーム、児童・生徒啓発チーム、公的機関啓発チーム、うんまくボケる戦略チームによる『認知症地域支援体制推進事業』、医師等による専門チームによる『認知症早期発見、早期サービス利用普及事業』、家族支援チームによる『認知症ケアサポート事業』、地域支援チームによる『SOSネットワーク構築』、その他、『地域資源マップづくり事業』、『福祉事業所等の地域拠点化事業』を、それぞれが連携しながら進めていきました。

そのほかには、認知症に対する知識の普及啓発、事業実施の前後で住民意識がどのように変化するかを調べるための意識調査(アンケート)を実施しました。また、行政からの押し付けではなく、住民の皆さんのアイディアで支援体制を創り出そう、飯綱町だからこそできることを見つけ出したいとの願いを込めて、推進会議、コーディネーター、事務局、各チームの協働を図りました。

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