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不活化ポリオワクチン

病気の特徴

「小児マヒ」と呼ばれ、我が国でも30年前までは流行をくりかえしていましたが、予防接種の効果で現在は国内での自然感染は、報告されていません。ポリオウイルスはヒトからヒトへ感染します。感染した人の便中に排泄されたウイルスが口からはいり、咽頭または腸に感染します。ほとんどは不顕性感染((注釈)1)で終生免疫((注釈)2)を獲得します。症状が出る場合、ウイルスが血液を介して脳・脊髄へと感染し、麻痺をおこすことがあります。

不活化ポリオワクチンについて

平成24年9月から、それ以前に使われてきた「生ポリオワクチン」に代えて「不活化ポリオワクチン」を接種しています。

接種の方法も、これまでの集団接種から、医療機関での個別接種に変更して実施します。

生ポリオワクチンは免疫をつける力が優れている一方で、まれにポリオにかかったときと同じ症状を起こすことがあります。そのため、その危険性のない不活化ポリオワクチンを使用するよう、制度が変更されました。

これまで健康管理センターで実施してきました生ポリオワクチンの集団接種は今後、実施しませんので、対象年齢のお子様の保護者の皆様は、町の通知、広報又はWebサイトをご覧になり、内容についてご理解の上、接種を受けてください。

接種時期(標準的接種の場合)

  1. 対象者 平成24年7月生まれから90か月の方で、ポリオ予防接種が完了していない方
    注意 対象年齢以外の方は接種できません。
  2. 接種の回数
    初回接種として、20日から56日の間隔をあけて3回接種
    追加接種として、初回接種の終了後12か月以上18か月以下の間隔をあけて1回接種、合計4回接種
  3. 接種の方法:0.5ミリリットルを皮下注射
  • 注意1 すでにポリオ予防接種を受けたことがある方は、接種スケジュールが異なります。
  • 注意2 不活化ポリオワクチンの接種後に他のワクチン接種を受けるときは、6日間以上あけてください。

副反応

副反応について

接種した部位の痛み、皮膚の赤み、腫れ、37度5分以上の発熱、眠気、刺激に対する不快感がみられることがあります。
また、重大な副反応として、けいれん、ショック・アナフィラキシー様の症状がみられることがあります。

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